プラセンタとは
母親のおなかの中で赤ちゃんを守り、育てる『胎盤』の事です。
プラセンタ療法とはヒトや動物の胎盤から抽出したエキスを治療などに用いる療法を意味します。
プラセンタ(胎盤)の歴史
紀元前の時代から胎盤を乾燥し粉末にして薬として利用されてきました。
有名なところではクレオパトラやマリー・アントワネットが美容のために使ったといわれています。
現代医学の父といわれるヒポクラテスも治療に用いたり、中国、韓国の古文書にも記載されています。
日本では江戸時代に滋養強壮の薬として使われたそうです。
馬などは出産の際に自分の胎盤を食べますが理由のひとつに体力を付けるためということが挙げられます。
プラセンタの成分
おなかの赤ちゃんを守り、育てるため多彩な栄養素を含んでいます。
タンパク質:アルブミン、グロブリンなど
活性ペプチド
アミノ酸:ロイシン、リジン、バリンなど
脂質・脂肪酸;コレステロールなど
ビタミン:B1、B2、B6,B12、C,D,Eなど
ミネラル:ナトリウム、カルシウム、カリウム、リン、マグネシウム、亜鉛など
核酸:DNA、RNAなど
ムコ多糖類:ヒアルロン酸など
酵素:アルカリフォスタファーゼなど
効能
疲労回復
更年期障害
アレルギー
関節リウマチ・腰痛・ひざ痛・肩こり
肝炎・肝硬変
うつ病
放射線障害
美肌・美白
味覚低下・口内炎・舌炎
歯周病・顎関節症
味覚低下・口内炎・舌炎
方法と種類
プラセンタ注射
プラセンタ液を歯肉または皮下に注射します
注射が苦手な方にはゼリー、ドリンク、カプセルなどのサプリメントという形でも利用できます。
また美容目的で手軽にプラセンタの効果を得たいのであればプラセンタ配合化粧品があります。
原料
プラセンタ注射 : ヒトのプラセンタエキス
サプリメント等 : ブタ・ウマ
化粧品 : ブタ
効果はどれもヒトと同等です。
安全性と副作用等
肝炎やエイズなどのウィルス感染のない胎盤を用いています。
また製造過程で血液・ホルモンは全て取り除き、121℃30分で滅菌しています
注射した部分が多少腫れたり赤くなることはありますが通常1〜2日で自然に消失します。
重篤な副作用は1例も報告されていません。
注意点
現時点ではプラセンタ注射を行った場合献血が出来なくなります。
また臓器移植の際にはドナーが希望する場合を除いて提供できなくなります。
サプリメント、化粧品についてはこの心配はございません。
料 金
初診料(注射代込):3,000円(プラセンタ治療のみを希望する場合)
2回目以降は注射代のみ:1,500円/1回 2,500円/1回 2本
注射部位:皮下(上腕または腹部)、もしくは歯肉など
*腹部への注射が一番痛みが少なくお勧めです。
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