ヘム鉄と非ヘム鉄ーその効果とリスクー

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ヘム鉄と非ヘム鉄の違いは、その由来と吸収率、そして体への影響にあります。

ヘム鉄:

  • 由来: 肉や魚などの動物性食品に含まれる。

  • 吸収率: 非ヘム鉄の約5〜6倍。他の食品の影響を受けにくく、吸収されやすい。

  • 弊害/副作用: 吸収率が高いため、過剰摂取による鉄沈着症のリスクが非ヘム鉄よりも高いと言われています。また、腸内環境を悪化させ、大腸がんのリスクを高める可能性を示唆する研究もあります。

  • ヘム鉄の主な危険性・リスク
    • 鉄過剰症と臓器障害
      体内に余剰な鉄を排泄する仕組みが人間にはほとんど備わっていません。サプリメント等で過剰なヘム鉄を摂り続けると、肝臓やすい臓、心臓などに鉄が蓄積し、細胞障害や臓器へのダメージを引き起こす恐れがあります。

    • 活性酸素(ヒドロキシラジカル)の発生
      過剰な鉄は体内でフェントン反応を引き起こし、強力な活性酸素を生成します。これが細胞の老化を促したり、動脈硬化や糖尿病、心筋梗塞などのリスクを高めたりする要因となります。

    • がんリスクとの関連
      ヘム鉄の過剰な摂取と大腸がんなどのリスク増加について正の相関が指摘されています。

    • 腸内環境への影響(カンジダ等の増殖)
      腸内環境が悪い状態で鉄分を自己判断で補給すると、悪玉菌やカンジダ菌などが鉄をエネルギー源として増殖しやすくなり、腸壁に負担をかけることがあります。

非ヘム鉄:

  • 由来: 野菜や海藻、豆類などの植物性食品に含まれる。

  • 吸収率: 低い。ビタミンCや動物性タンパク質と一緒に摂ることで吸収率が高まるが、逆にタンニン(お茶、コーヒー)やフィチン酸(穀物)によって吸収が阻害される。

  • 弊害/副作用: 吸収率が低いため、過剰摂取による鉄沈着症のリスクは低いとされています。しかし、サプリメントなどで過剰に摂取すると、胃腸障害(便秘、下痢、吐き気)が現れることがあります。

  • 非ヘム鉄を摂取する際のリスクと弊害は、大きく分けて以下の3点に分類されます。
    1. 消化器系への副作用(胃のむかつき・便秘など)

    非ヘム鉄は、むき出しのイオン(無機鉄)として腸管から吸収されるため、胃粘膜を直接刺激しやすい性質があります。また、吸収率が2〜5%と非常に低いため、吸収されなかった大量の鉄がそのまま腸内に残ります。

    • 主な症状: 胃のむかつき、吐き気、腹痛、便秘、下痢

    • 便の黒色化: 未吸収の鉄が腸内で酸化し、便が黒くなります(ブラックストール)。

    2. 活性酸素の発生による細胞・組織のダメージ

    非ヘム鉄は体内で「遊離鉄(フリーの鉄)」になりやすく、過剰になると過酸化水素と反応して非常に強力な活性酸素であるヒドロキシラジカルを発生させます(フェントン反応)。

    • 酸化ストレスと老化: 活性酸素がDNAや細胞膜(脂質)を傷つけ、細胞の老化や組織障害を促進します。

    • 病気のリスク: 長期にわたる過剰蓄積は、インスリン抵抗性を高めて糖尿病のリスクを上げたり、心血管疾患(動脈硬化・心筋梗塞など)を誘発したりする危険性が指摘されています。

    • フェロトーシス: 鉄依存性の新しい細胞死(フェロトーシス)を引き起こし、様々な慢性疾患に関与することが分かっています。

    3. 腸内環境の悪化

    吸収されずに腸内に残った非ヘム鉄は、悪玉菌やカンジダ菌などの真菌の「エサ」になりやすいという盲点があります。

    • 腸内の未吸収鉄が増えることで悪玉菌が優位になり、腸内環境が乱れ、お腹の張りやリーキーガット(腸漏れ)の原因になることがあります。

共通の弊害:

  • 過剰摂取: 鉄分は体に必要な栄養素ですが、過剰に摂取すると、鉄沈着症(肝機能障害、心不全、糖尿病)や活性酸素による老化・病気の原因となる可能性があります。

まとめ: 効率よく鉄分を補給したい場合はヘム鉄が適していますが、過剰摂取には注意が必要です。一方、非ヘム鉄は吸収率は低いですが、過剰摂取のリスクは比較的低いです。ビタミンCなどと一緒に摂取することで吸収率を高める工夫が有効です。

まあ、よくまとめてくれています。

昔、栄養療法のお話を聞きに行った時に

某、有名な先生が

カンジダ菌は鉄が大好きだからそれに持って行かれてもいいようにたくさん摂りなさい!

とか言ったのを聞いて、かなり引いたんですが・・・www

いやいや違うだろwww

さて、下の図は元ネタがわからなくなってしまいましたが

 

もんせん 食事中の鉄吸収率で検索かけてみてください

日本鉄バイオサイエンス学会

でも述べています

https://jbis.bio/archives/%E2%85%B2%E3%80%80%E9%89%84%E6%AC%A0%E4%B9%8F%E3%83%BB%E9%89%84%E6%AC%A0%E4%B9%8F%E6%80%A7%E8%B2%A7%E8%A1%80%E3%81%AE%E6%B2%BB%E7%99%82%E6%8C%87%E9%87%9D%EF%BC%9E3%E3%80%80%E9%89%84%E6%AC%A0-2

非ヘム鉄の何がいいかと言えば

ビタミンCやクエン酸、リンゴ酸などと一緒に鉄の多い食事をとれば

体内で鉄が十分ありますよっていうときには吸収されないんですね

鉄過剰が起きにくいんですよ

これが大事なんです

非ヘム鉄とがんリスクに関する主なポイント

  • ヘム鉄とは異なる研究結果 ヘム鉄が大腸がんのリスクを高める可能性が指摘されているのに対し、野菜、穀物、海藻などの植物性食品や卵・乳製品などに多く含まれる「非ヘム鉄」については、リスクを上げる要因としてはあまり見なされていません。

  • リスク低減の可能性を示唆する研究も 近年の研究(韓国の成人を対象とした調査など)では、適度な非ヘム鉄の摂取が大腸がんや結腸がんのリスク低下に関連している可能性が報告されることもあります。ただし、これらについてはさらなる大規模な検証が必要とされています。

  • 吸収の特性と身体への影響 非ヘム鉄は、ヘム鉄に比べて体に吸収されにくいという性質を持っています。そのため、過剰な鉄がそのまま腸管内に残りやすく細胞を刺激するリスクが、ヘム鉄に比べて相対的に低いと考えられています。

特に注意すべきケース 問題になりやすいのは、貧血の明確な診断や医師の指導がないまま、美容や疲労回復などを目的に高用量のヘム鉄サプリメントを長期にわたって自己判断で飲み続けるケースです。

鉄の注射とかありえませんからね

お医者さんでも嫌がる先生が多いってのを聞いたことあります

と、いうことで、基本は食事とビタミンCなのです。

 

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